人妻官能小説 PTA大奥物語  良妻賢母涙の操 江梨子前編
翌朝、夫と子供を送り出した後、一人リビングで昨夜の隆造との激しく淫らな愛欲の世界の余韻に浸っていた史子は、
「テュルル・・テュルル・・」
電話のベルの音にドキっとして我に返った。

「もしもし・・私・・朝から電話してごめんなさいね・・」
同級生の母親、有吉江梨子からの電話であった。

「実は会長さんにご紹介頂きたくて・・お親しいんでしょ・・」
「ええ・・まあ・・別に構いませんけど・・でも・・」
有吉江梨子は菊池桃子に似た控えめで大人しい感じの女性で、隆造の好みのタイプである。
史子には何か不吉な予感がして、紹介しても良いものか否か、一瞬の迷いが生じたのであった。

史子からの話を聞いて二つ返事でOKした隆造は早速にホテルの一室に有吉江梨子を呼び出したのであるが、目の前に現れた江梨子の姿を見て隆三は思わずニンマリとしたのだった。
「おいおい・・こんな俺好みのいい女がいたなんて・・今まで全然気が付かなかったな・・」
当に史子の嫌な予感が的中してしまったのだった。

「実は子供の中学推薦が危ないと言われまして・・そこで会長さんのお力で何とかお願いしたいと思いまして・・」
殆どの子供は中学にエスカレート式に入学できるのだが、江梨子の息子の忠司は成績が芳しくなく、
「このままでは推薦入学は難しいですな」
担任教師から通告を突きつけられたのであった。

結婚後は唯ひたすらに家庭を守り、夫の為、子供の為にと尽くしてきた江梨子は大きなショックであった。
驚いた江梨子は藁をもすがる思いで、権力者の隆造に泣き付いてきたのだった。

「ううむ・・困りましたな・・」
隆造は腕を組み、わざとオーバーに困った表情を作ってみせる。
「お願いします・・お金なら・・・いくらでも・・」
「奥さん・・お金は不味いですな・・・後に証拠が残りますから・・」
「それでは・・どうしたら・・・」
必死の形相で江梨子はただただ隆造に頭を下げるのであった。

「まあ・・ゆっくりとお話しながら、良い方法を一緒に考えるとしましょうかな・・」
ゆっくりと立ち上がった隆造はソファに座ったままの江梨子の後ろに回りこむと、江梨子の両肩に手を置き、意味深な言葉を江梨子の耳元で囁いた。

「やはり来るべき物が来てしまったんだわ・・でも・・たとえこの体を投げ出しても・・絶対に・・」
江梨子は体をこわばらせながら、ずっと守ってきた己の操を賭けると言う最後の決意を固めたのであった。

続く

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